自画像の証言@東京藝大・陳列館

午後からは上野まで足を伸ばし、東京藝大の歴代卒業生の卒制作品である自画像を集めた展覧会へ。熊谷守一青木繁って同期生だったんだ。シンプルな自画像なのに、何か訴えかけてくるような雰囲気のある作品。経年を感じさせる油絵の具の落ち着き具合も、重厚感があって素晴らしい。現代作家(生徒)の作品は、図録で製作意図を読むと「なるほど」とは思うものの、パッと見た感じが軽くてあまりグッとこない。でも松井冬子の自画像は、業が深そうで不気味で美しくて眼力があってよかった。会場を後にして、藝祭の準備に追われる構内を徘徊。芸術学部棟の学食は和、音楽学部棟の学食は洋の傾向にあるということが分かった。夏季休業中だった生協に潜入するためにも、後日再訪して学食も味わってみたい(あんまり大っぴらに書くことじゃないですね・・すいません)。
■公式サイト 自画像の証言展