2010_TO-HOKU_02


2日目。晴れ。
8時くらいに起床。朝食はホテルで取りました。卵はその場で焼いてくれるしメニューも豊富だし、郷土料理もあって充実した朝ビュッフェ(写真は貧素ですが。。)

荷物をまとめてチェックアウトして、青森駅から電車で移動。天気もよく、東北本線は途中で海が見えていい気持ちだ〜。ふと隣に目をやると、おばあちゃんがこぎん刺しの制作途中。いろんな柄を組み合わせていて、すごく凝ってる。「袖擦り合うも多生の縁」とばかりにお声をかけて、ちょっとだけお話しさせてもらった。向かいの席では、これまたおばあちゃんが南部裂織(?大量の糸をお使いだった)を作りながら旅行者らしき女性とおしゃべりしていて、なんだか旅っぽい情景。


三沢駅で、東北本線から十和田観光鉄道に乗り換え。三沢駅、味わいのある駅舎。十電は単線で2両編成。どっかで見たことある車輌だなーと思ったら東急電鉄のものだった(世田谷線の70形?も停まってた)。お花見モードの内装がかわいい。十電沿線は桜がキレイで、中でも車窓から見えた三農高の桜並木が本当に素晴らしかった。


20分ほど電車に揺られて、十和田市駅に到着。ビックリするくらい風情のない駅。ロッカーに荷物ぶち込んで、あまり人気(ひとけ)のない商店街を歩く。ウィンドウのディスプレイがかわいい。草間ドット!


商店街の角を曲がった途端、目に飛び込んできたのは素晴らしい満開の桜並木。もう「ブワアアア」ってカンジ。THE 満開。急に人も増えて、思いおもいに写真を撮ったり桜を眺めたりしている。ワクワクしながら歩を進めると、やっと見えてきた!


本日の目的地、十和田市現代美術館*1。ガラス張りのカフェに馬のオブジェ、写真で見たとおりだ…ちょっと感動に浸る。浸る間もなく、入場待ちの大行列が目に飛び込んできた。大人しく並ぶこと30分くらい?でやっと入場。今日も常設展示のみ観賞。知らない作家がほとんどだけれど、作品毎に部屋が区切られているので、見る方にも積極性が生まれる(それゆえ行列ができる部屋もちらほら)。ハンス・オプ・デ・ビークという作家の作品は、初めて見たけど面白かった。それとここは、外から作品が観られるのもいいなーと思った。ミュージアムショップは、残念ながらもう一歩も二歩も惜しいカンジだったけど、鳥のティアード型ピアスを購入。後日カスタムするつもり。

アート広場の草間ドットのオブジェは色彩がビキビキでステキ。


館外にはパブリックアートもたくさんで、うかれて記念撮影などす。(友情出演:味噌あん入り柏餅)


だんだん陰ってきたので、早々に十和田市を離脱。三沢を経由して、今回の宿泊地・八戸へ。駅に着いて、ふと実家に海の幸を送ることを思いつき、念のため調べておいた物産センター*2へ。しかし現地に着いたところで、家人にリクエストを確認すべく電話したら「お父さん、痛風になっちゃったから何も送らなくていいワ」て………。タクシー代を払って得たものはこの写真だけ。

路面バスに乗って移動、市街地のホテルにチェッキン。近所のフルーツパーラー*3で夕食後のデザートを調達し、部屋の冷蔵庫へ格納。さて、事前に予約の取れなかったごはん屋さんに空席の問い合せをすると「あと1時間は空かないねー」とのこと。昼食抜きで空腹MAXだったので、ついデザートを食べてしまった。あーフルーツの宝石箱ゃぁ…

さて1時間後、お目当ての居酒屋*4を訪問。趣のある建物で、カウンターに並べられたお惣菜も茶色いのが多くて、いかにもおいしそう。つい日本酒なんか注文してみたり。お通しで出された煮イカのワタ和えが、ボリュームたっぷりでしかもすごくおいしい。デザートなんか食べてきてしまったせいで、けっきょく刺身の盛り合わせしか食べられなかったのだけど(大馬鹿野郎だよまったく)やっぱり八戸、〆鯖が本当においしかった!身がキュッと締まっていて酢の加減もちょうどいい塩梅。ヒラメとタコが淡白なので、〆鯖のおいしさが際立つことよ。日本酒たのんで正解だった…。


寝しなに物産センターで仕入れたチェリーラガーを飲んだ。ベルビューのクリークより軽くて飲みやすい。おいしかったので買って帰りたかったけど、けっきょくその後の旅路では見かけることがなかった。残g念g

ポッポしながら就寝。3日目に続く。