男鹿和雄@東京都現代美術館


男鹿和雄、大混雑との噂を聞いていたので、開館時刻に合わせて出かけたら、10分前なのに既に行列が・・驚き。さておき、開館。トトロやもののけ姫をはじめとする、ジブリ作品の部屋は足を止める人が多く混雑していたけど、それ以外の部屋はゆったりと見られた。実際に撮影に使われた背景画、映像では一瞬しか写らなかったり、動いていてよく見えなかったりだけど、一枚の絵画として通用する美しさ。そして背景画の前段階の、膨大な量のラフ画や美術ボードの完成度の高さに圧倒される。そんなジブリ作品はもちろん見慣れていて愛着もあるけど、ここで初めて見た吉永小百合とのコラボレート作品・原爆詩画集の挿画が本当に美しかった。とくに沖縄編の、海の青さに感動。原画の他にも、作品の制作手順の解説や、躍動感あるジブリアニメの表現技法の秘密に迫る展示コーナーなどあって、見応えたっぷり。最後に、トトロの折り紙をアニメの背景と一緒に撮影。駆け足でも全部見るのにだいたい2時間くらいかかったので、ゆっくりご覧になりたい方は、平日の開館に合わせて時間にたっぷり余裕を持ってお出かけされるとよいと思います。
■公式サイト 男鹿和雄展