2010_TO-HOKU_01


東北方面へ出かけてきました。
遡ること0501。東京駅発の夜行バスに乗車。4列しんどい。

明けて0502。ほぼ定刻どおりの9時半過ぎに青森駅着。だいぶ暖かい。予約した宿が、駅からだいぶ離れていて絶望した。それでも何とか荷物を預けて顔を造って、朝ごはんを取るべく目をつけていた駅前の定食屋*1へ。開店前だったので、駅ビルの中の本屋で漫画を買って、休憩スペースで時間プチプチ。旅の一食目は、帆立と赤身の刺身定食。帆立がもう、繊維がしっかりしているのにトロリと甘く、これが…本場の味…(ワナワナ

このまま目的地へ直行してもよかったのだけど、今後の旅程的にもちょっと早すぎるので、駅ビルや目抜き通りの土産物屋などを物色す。


海っぱたに聳え立つ物産館*2は、1Fが土産物屋群で2Fが民芸品の制作体験コーナー&郷土紹介シアター。体験コーナーには自分が買って帰ろうと楽しみにしていたこぎん刺しの体験コーナーもあって、俄然鼻息が荒くなった(定員オーバーで参加できなかった…)。鼻息荒くしながらも、けっきょくくるみボタン2種を買うに留まる。民芸品ってあんまり数を見すぎると、冷静な判断ができなくなってくるね…。

お昼を食べたばかりだけど、いま食べておかないと食べそびれてしまいそうだったので、目星をつけていた喫茶店*3でお茶休憩。名物のザッハトルテ、チョコレート部分は砂糖ザリンザリンに甘く、スポンジ部分は杏ソース(かな)がシミシミで甘酸っぱい。クリームは濃厚でとても美味しかった。店内も絵に描いたようなエレガンでおステキ。


県庁の近くにちょっとした桜並木があった。根元ではチューリップが咲きかけていて、なんだか不思議な光景。

駅前からバスに乗り込み、向かうは青森県立美術館*4。市の中心部からちょっと離れてるけれど、広大な公園の中にあって、緑まばゆいロケーション。ブルーマークデザインの、木とA(AomoriのA)を模したネオンサインが迎えてくれます。館内の案内表示やピクトグラムの統一感が徹底していて美しい。


まずは無料で観られる、屋外展示の奈良美智八角堂とあおもり犬を見学。八角堂は、螺旋階段を上った先に屋根の抜けた八角形の部屋があり、奈良氏の絵画作品に360°囲まれる。先客もいなくて、じっくりゆっくり観られて贅沢なひととき。続いてあおもり犬、写真で見てイメージ膨らませてはいたけど、本ッ当ーにでっかい!!大人も子どもも大喜びで記念撮影しあってて、なんだかいい光景。冬になると、雪のベレー帽を被ったあおもり犬が見られるらしい。絶対かわいいに決まってる!

お写真とりまくって満足した後、常設展を見学。展示スペースはかなり広く入り組んでいるので、自分がどこで何を観たか、一目でチェックように、マップがビンゴカードみたいになっています。面白い!1Fは奈良氏の建て込み展示と、地元出身の寺山修司氏撮影の写真コレクション。


夕方になって、ネオンサインにも灯りがともりました。ブルーというかグリーンというか、透明感があって美しい。ミュージアムショップでグッズを物色し、出発5分前にバス停に向かうと既に大行列が…帰りのバスが地獄だったのは言うまでもない。時間には余裕を持って並びましょう。グッズは、青美オリジナルのこぎん刺し柄の手ぬぐいとロゴマーク入りマグネットを購入。


駅前に戻ってきてもまだ18時前。日暮れ前だし、晩ごはんにも早かったので、フェリーを見てきた。八甲田丸の内部は博物館*5になっていたけど、外観を見るだけに留める。海と橋とフェリーと夕日。このまま歩いてまた物産館で土産物を追加購入して、宿で体勢を整え直して、晩ごはんを食べるべく外出。そういえば最近、ローソンのヱヴァキャンペーン商品のエントリープラグ型タブレットケースを探しまくってて、でも見つけられずにいたのだけど、青森に着いて一軒目のローソンで簡単に全種コンプリートできた。ビッッックリして店先で変な声もらしてしまったのは内緒。
「逃げちゃ駄目だ…」
で、予約していた居酒屋*6に到着。「これくらいの金額で刺身の盛り合わせを作ってください」とリクエストして出てきた一品。マグロは大間産!しかもご主人がが解体したもの!「連休だからいいものが少なくて…」と仰ってらしたけど、どれも甘くとろけるようであったり、エッジが立っていたり、とにかく珠玉のおいしさ。奥戸(おこっぺ※青森県大間の地名)いもの揚げびたしは、中に詰め物がしてあって、お汁はポタージュのようにクリーミーで濃厚。本当においしかったです…


千鳥足で帰宿。2日目に続く。