赤塚不ニ夫展@銀座松屋


赤塚漫画はエニメ化された作品しか知らず、それも漫画本体を読んだことがあったわけではなかったんだけど、今回展覧会を見て衝撃を受けた。タイトル毎に区切られた部屋では、カラー扉絵・モノクロの生原稿が1話につき2・3ページくらいずつ、10話分くらい展示されていたんだけど、たった2ページくらいなのにグイッと引き込まれる面白さ。あと線がめちゃくちゃ美しくて、食い入るように見てしまった。シュッ!ピタッ!て迷いがなくて、どのコマを抜き出しても、サマになっていたな。漫画は読んでなかったけど、ウナギイヌが大大大好きで(造形はもちろん敬語なところも好き)「バカボンは読まなきゃな…」とは思ってたけど、べしがケムンパスとタンゴを踊るくだりの愛らしさに胸撃ち抜かれたので(一人称が「あたい」なところもいい)ア太郎も読まなければならない。著名人によるシェーッ!の展示コーナーはちょっとしたお祭り状態になってた。ウナギイヌグッズを大量に買い込んで大満足ですワンワン!