「夏時間の庭」

オルセ−美術館完全バックアップの映画。価値ある美術品・調度品の数々が、何気なく生活の中に溶け込んでいる。古くて雰囲気のある洋館と庭も最高にステキ。芸術家である義弟に思いを寄せ、彼の遺品を守る母と三人の子ども、そしてその子どもたちの三世代に渡る物語。義弟とその遺品にかける母の愛情と、それを理解しつつもそれぞれの事情で相続しきれず、苦悩しながらも手放す子どもたち、そんな気持ちを意にも介さないその子どもたち。各世代の事情はすごくよくわかるけど、最後すんごくモヤッとした。けど、それでも美術品や風景は変わらず美しくて、胸がキューーンとした。
■公式サイト 夏時間の庭