KY0T0-SYMMETRIC

久しぶりに往復夜行バスの弾丸ツアーしてきました。
往路は6kの3列シートの独立窓側席(ここを利用しました)。シート間隔がゆったりしていて、いつもよりちょっと眠れた。6時半到着のはずが、6時ちょっとに到着。顔を作って身支度しても、まだ6時半くらい。「・・・やることなさすぎる」と、駅構内のマックでぼんやりしつつ、ケータイで調べ物をするも、10分も経たぬうちに充電切れ。とりあえず7時を回ったので行動開始。電車に乗り、烏丸今出川の交差点角にある漫画喫茶の充電端末にケータイを突っ込み、歩くこと15分。

ノレ・プチメック*1で朝食。8時ちょっと前に着いたら店内はまだ暗く「やっぱり9時オープンだったかしら・・・」と思いつつ、チラと見えた店内の人影に伺うと、8時オープンだったのでそのまま開けてもらえた。安堵。パン・オ・セ−グルに、スモ−クサ−モンとクリチを挟んだサンドを食す。パンの甘みとサーモンの塩気・チーズの酸味が絶妙。お土産にいくつか買って帰りたいくらいだったけど、グッと我慢。カフェオレのミルクは自分好みの分量で割るタイプ。おいしかったなー。また来ます!

15分かけて烏丸今出川まで戻り、そのまま交差点を横切って、更に15分歩いて出町柳まで。駅前のレンタチャリ屋かりおん*2でチャリを借りる。300円ぽっきり(保証金別途2kが必要です)で9-19時までチャリ乗り放題はありがたいなあ。今出川まで取って返して、充電済ケータイを拾い、電車を乗り継いで大山崎へ。今回の旅の目的、山ロ晃「さて、大山崎*3展を見に行く。年末に一度見たけど、閉会前にもう一度見ておきたくて。やっと図録も買えてまんぞく(大判は折込ポスターみたいにすればよかったのにな・・・)


2階のベランダ?に出たら、不思議な建造物を発見。

羊・・・?
万里の長城みたいな門構え。

今出川まで戻ってきたら、歩道の端っこに停めていたレンタチャリが、何故か車道に停めてあって戦慄した。他のチャリはそのままだったのに・・・何のイジメか。気を取り直して、出町柳から叡電に乗車。どうしても恵文ネ土には行ってしまうよね。でも今回はその前に、つばめ*4で昼食を取ることに。年末の時は、体調不良(&定食完売)で立ち寄れなかったので、念願成就であります。待ち時間レスで入れてラッキー。今日の定食は、揚げ豆腐のそぼろあんかけ・小松菜の和え物・胚芽米・味噌汁・漬物で800円。

揚げ豆腐は作り置きじゃなく、注文の度に揚げていたのですごいなあと思った。小松菜の和えたやつは、酢味噌に柚子の香りがついててとても美味しかった。これだけカフェオレボウル一杯分たべたい。それで特筆すべきは胚芽米なんですが、これが噛めば噛むほど甘味が出て、おいしいのなんの。厨房を見た感じ、ドカッと一気に炊くのと違って、美味しく食べられる量だけ炊くようにしてるのではないかと。ごはんはおいしいし、揚げ豆腐のそぼろあんはいいカンジに残ってるし、というわけで、ごはんをおかわりしてそぼろあんをかけてみた。

ちょううまそう!(ちょううまかった!)

満腹で店を後にして、恵文ネ土詣。今日もかわいくてすてきなお店。陶器のマッチ箱は年末と代わり映えなかったので、工ルマガ最終号と口ルのロゴ入布バッグを購入。まんぞく。
出町柳まで戻り、今回の旅の第二の目的・文学散歩を敢行。文学散歩とかいって、森見・万土成目作品に頻出する下鴨ネ申社・京大の辺りをウロウロするだけなのですが。まずは下鴨ネ申社近辺。ここが若者がヤイヤイする鴨川デル夕です(写真左)。たしかに気持ちよさそう。そして次に向かったのが、下鴨ネ申社・糺の森

流鏑馬の馬が疾走する道(写真左)と、参道(写真右)が瀬見の小川を挟んで並行して走っています。頭上に茂る木々、たしかに夜は怖そう。そして枯葉の山を一心不乱に掘っくり返す鳩の群れ、これもなかなかホラー。やめて!下に何が埋まっているかキニナルからそれ以上掘り返さないで!


下鴨ネ申社は縁結びの神様だそうで、境内には白無垢のお嫁さんがいらっしゃいました。これはあやかるしかない!!と、鼻息を荒くするアラサ−女子。本殿の前には、各干支をお祀りしたプチお社が並んでいて、なかなか面白い光景でした。お参りを済ませ、相生社でおみくじ。結果は吉でした。元旦にひいたおみくじも吉だったけど、そちらよりは幾分マシなことが書かれていたので、こちらを採用したい。梅の季節限定カラーの御守も買って、意気揚々と神社を後にす。

続いて百万遍方面へ。まずは吉田ネ申社を参詣。吉田ネ申社、境内も本殿も小ぢんまりとした印象。「本当にここで裸踊りしたんだろうか・・・」と訝りながら写真をパチリ。節分祭の際のお焚き上げ?後の窪みが、まだ煙っぽかった。※本殿の更に上の方に、お料理やお菓子の神様が祀られているそうです。しかも2/11は10時から紀元祭が催された様子。事前にリサーチしとくんだった・・・ 

続いて京大。大通りに面したあちこちに、メッセージ性の強い看板が立て掛けられていて、それを許す(許される)京大はすごいなあ。記念館正面のクスノキを見てニヤニヤする。

カレッジグッズが見たかったのに、祝日で生協はお休み。諦めきれず、総合博物館内ショップを見せてもらう。続いてグラウンドを見学。ここで楠木さんにビンタはられたのかあ。

ここまでハイペースに見て回り、ちょっと時間に余裕ができたので、お茶などすることにす。百万遍から繁華街までの距離感が今いちなくて、京阪三条までチャリで出てしまった。というわけで、三条橋をパチリ。ここも何かと出番の多い現場。

どこでお茶しようか迷って、六曜*5に来ました。噂のドーナツ(表記はDoughnutでした)は、外ガッチリで中ミッチリの、甘くて食べ甲斐のある一品。そして「ミルク多め」で頼んだミーコは、ミーとコーのバランスが理想的で美味しかった。店内の狭さ加減とかレトロ具合も、ちょうどいい塩梅。いつでも来られる京都人が羨ましい。

お茶している間に、外は豪雨に。しばらく待ったけど、どうにもやみそうにない。でもお時間が迫っているので、無理やり漕ぎ出してみた。ら、出町柳に着く頃には小降りになったのでよかったよかった。バスに乗り、一路ブラウ二ー*6へ(※出町柳駅前のバス停から1番に乗ると北大路駅前まで出られて電車を乗り継ぐより楽です)。取り置き予約していたベゴやパン類を受け取り、繁華街へリターン。

お友だち行きつけの喫茶店で待ち合わせ。2年前の京都旅行の時も、ここで待合したっけなあ。その時と同じレス力を注文。あいかわらずのなみなみたっぷりで、シュワッとおいしかったです。常連さん同士のお話にもスルッと交ぜていただいて、持ち寄りのお菓子まで分けてもらってしまった。なんという居心地のいい店よ。

急なお誘いに応じて下さった上に、おいしいスペイン料理屋さんへ連れてって下さいました。

前菜の盛り合わせ(手前のスモーキーなイカ?みたいのがおいしかった)に生ハムのサラダ・パエリヤ。盛り付けがたっぷりで食べ応えがあった。メニューが日替わりなのに、キレイで読みやすいのもよかったな。たんと食べたけど、食後のデザートも欠かせませんぜ。オススメのお店へ連れてっていただき、甘いもんを摂取しました。店構えはカワイイけど、お食事スペースは甘すぎず落ち着いた雰囲気。お友だちは塩キャラメルプリン、私はバナナのチーズケーキを注文。

プリンはやわやわのとろとろで、スプーンで掬うと窪地がゆるりと崩れてゆく衝撃の儚さ。ちゃんとしょっぱくて、これはおいしい!「持ち帰りもできるよ?」との誘惑を断ってしまったけど、日記を書きながら激しく後悔しています。チーズケーキは黒胡椒入り。つぶつぶの風味と食感が、バナナチーズケーキの甘じょっぱさにピッタリだった。帰りにワインとブルーチーズの紅白マカ口ンを持たせていただいて、至極恐縮です・・・ありがとうございました!
わさーっと移動して、日付が変わる前に京都を離脱。復路は6.5kの3列独立シートの左側の席(ここを利用しました)。往路のバスよりシートがふかふか、大判ブランケットにクッションまで常備されて、さらに居住性がよかったです。最近の深夜バスは侮れないな・・・

今回の旅で撮った写真を見返してみたら、シンメ卜リックなものが多かった。そんなわけで「KY0T0-SYMMETRIC」ここまでご精読ありがとうございました。