ジュリアン・才ピー@水戸芸術館


アジア初の大型個展が催されるなんて聞いたら、そりゃ行かない手はない。太線で描かれたおなじみの肖像画に、フロッキー加工や彫刻・レンチキュラーなどで描かれた記号化されたキャラクターの一連の作品、「日本ハ景」などの静止画みたいなアニメーションや、新作の映像など約70点。レンチキュラーの作品は、踊り子の動きを見ている側が踊らされてしまうのが面白い。キャラクターのアニメーションは、腕・肩・鎖骨の動きが滑らかで美しく、線画・LEDでどうしてあそこまで表現できるんだろうと感心しきり。かなり見応えがあって、会場を出たり入ったりしながら3回くらい見た。敷地の中庭にも立体の展示があるので、お出かけになる方はそちらもお見逃しなきよう。東京からだと、電車(在来線)・高速バスの利用で、それぞれ片道約2時間・2000円くらいで行けます。
■公式サイト ジュリアン・才ピー