Z女の金シ尺-DAY2

寝坊しました。
起きたら9時だったので、翌日の午前中と旅程を交換す。朝はホテルの洋風バイキング。控え目にしておこうと思ったのに意外と食べた。。

日焼け止めをベッタリ塗って、向かうは金シ尺21世糸己美術館*1。口ン・ミュ工ック展を観てきました。平日なのに、かなりの大盛況。当日券で入ったのだけど「ミュ−ジアムリンク・パス」を発行してもらったら、即200円割引になったのでビックリ。これは使わない手はない!<これから行かれる皆様 展示点数が少ないので、一体一体をジッッックリ観て回る。毛の生え方や皮下の透ける血管まで、微に入り細に入りとにかくリアル。サイズが変わってもリアルの精度は変わらないので、更に異様さが際立つ。ずっと見つめていると、どこか動き出すんじゃないかという期待と不安に襲われる。パーツ毎の模型とか試作品が見られたのも興味深かった。

あとは無料開放の常設展示を巡回。レアンド口のプール、マイケル・リンの部屋は大混雑。夕レルの部屋はさすがに空いていたので、うっすら汗をかきつつもしばしボンヤリ。。こんなステキ施設が身近にある金シ尺市民が、つくづく羨ましい。


外に出ると、熱気がブワッと襲ってくる。待合せまで時間があったので、これまた教えていただいた「つぼみ」*2でかき氷をいただくことに。先客はなく、出入口付近に座ろうとしたら「そこは暑いでしょうから、中庭の見える奥の席にどうぞ」と促される。中庭、苔むした石垣が見えて、小さな日本庭園があって、蝶々がヒラヒラと舞っていて、なんとも涼しげ。

迷わず注文した氷あんず、これがまた絶品で!ふわふわ氷に、粘度の高い杏ソースをかけるんだけど、氷が溶けてベシャベシャにならないのが不思議。添えてあったアイスもとても濃厚で、ソース氷アイスの三重奏の素晴らしさときたら・・・筆舌に尽くし難い。最後の一匙まで、キレイにおいしくいただきました。ちょっぴり余った杏ソースを残してきたのが心残り・・・本当に、水で割って飲みたいくらいだった。

氷で涼んでいたら、もうこんな時間!!自転車かっ飛ばして、109前で友だち(友だち!)と合流。「こんにちは」「初めまして」「えへへ」「うふふ」なんつって、テレリテレリと照れながら「グリルオーツカ」*3へ。お店は古き良き洋食屋さん、という佇まい。間口の狭さとは裏腹に、奥行きがある店内で、噂のハントンライスを食す。この店独自のメニューだと思っていたら、北陸ではポピュラーな食べ物で、コンビニ商品だったこともあるそうな。なんとまあ!

ケチャップライスの上に、マグロとエビのカツを閉じた半熟卵が載っています。見た目より食べ応えがあった。友だちが頼んだAセットのポタージュに浮かべてあったのが、クルトンじゃなくてコーンフレークだったのには、ビックリして笑ってしまった。

自転車でエイエイと新竪町商店街へ。小じんまりとしたステキな商店街。まずは「ben||y's & job」*4へ。おお・・・おお・・・置いてあるものが全部かわいい!!帆布バッグや手刺繍の施された針山みたいなブローチ、琺瑯の食器にお洋服、どれも片っ端から買い占めたい愛らしさ。全開までめくれ上がる財布の口をグッと抑え込んで、小西よう子さんの手作り小皿を購入。赤い鳥のキョトンとした目がかわいいな・・・と思って。アクセ入れにしようと思う。近くにもステキなお店がいっぱいありました。ギャノレリ・ノワイヨは、店の雰囲気も置いてある陶器も全部ぜんぶかわいかった!あまりの愛らしさに友だちと悲鳴を上げた、あの鳥の小鉢・・・・・・

かわいいものsに後ろ髪を引かれながら、お茶をしに移動。そう、あの、トンデモ喫茶「ローレンス」*5です。ちゃんと営業しているか心配だったけど、友だちが事前に開いているのを確認して下さってました。ヒンヤリと薄暗い階段を上ると、歴史を感じさせる重厚な雰囲気の入口が。。

そして迎え入れてくれた女主人、さっそく「ここはかつて○○先生がお座りになった席だけどこちらにお座りになっても結構ですよお座りになる?」と早口でまくし立ててきて、アワワアワワとなる。メニューを見せてもらっても「左側のメニューは全部できるけど右側のメニューは全部できません!でもこのコーヒーゼリーは作れます!」「アイスティーはレモンの皮のワックスが怖いからカボスが入ってるけどカボスもおいしいわよ!」とか。でもまあ決して嫌なカンジではなく。冷たい飲物を頼むと出てくるお茶菓子、今日はちゃんとパリパリでしたパリパリ。女主人と男性客との論争?に耳を傾けながらも、あれやこれやと話が弾む。ふと、友だちの視線が私の斜め上に固定されたので「?」と思いながら振り返ると、そこには大粒の黒いダイヤが・・・ギョーエーーー!!!!再びアワワとなりながら「あっちへ行けー!」と念じるも、どんどん背後の造花(雑花)ゾーンに進入してくる。。いても立ってもいられなくなり、ここでお店を出ることに(卍卍卍) そして駅前まで送っていただきました。初めてお話ししたのに全然緊張しなかったのは、声が低めで穏やかな話し方をされるのと、お顔が某さんに似ていたからかなあ。調子に乗って、あれこれ喋り過ぎたかも・・・と今さらながら反省。もしよければ、また機会があったらゼヒ遊んで下さい!

ホテルに向かう途中、伺う予定だったお店から「空席ができました」との入電があったので、そのままお店へ。駅の程近くにある居酒屋「くろ屋」*6、ここがまた素晴らしいお店!地の旬の魚や野菜、銘酒がたっぷりいただけた。


お刺身の盛り合わせ。カンパチヒラメマグロ甘エビタコ。透明感があってキレイだな〜。どれもとろけそうに甘くて美味。続いて加賀の太キュウリ。見てのとおり、ウリそのもの。青味があって瑞々しい。いろんな食べ方があったけど、シンプルに味噌でいただく。そして市場で見かけて気になっていた富山の白エビ、レンコンではさみ揚げにされたものをいただく。これがまた、香ばしくて甘い白エビのすり身と、歯応えがあって淡白なレンコン、それに大葉の豊かな香りが相まって、奇跡のような美味しさ。「揚げ物に合う日本酒を下さい」ってお願いしたら出して下さった、天狗乃舞の「豪気」ちょっと甘みがあってこれまた美味しかった。お料理3品に、ビール梅酒日本酒で、会計は4.6k。やっすいよなあああ。前日に既に予約ができなくて「空席ができ次第、連絡して下さい」とお願いしていたんだけど、私が滞在している間も、フリーのお客さんがひっきりなしに訪ねてきては断られていたので、相当の人気店のようだ。ステキなお店をご紹介下さって本当にありがとうございました!
ボワンボワンに酔っぱらいながら帰宿。ラストスパートかけまくりの三日目に続く。

■おまけ写真:21美、レアンドロのプールx2、ローレンスx2、いただいたお菓子x2