鉄子の旅 (1) (IKKI COMIX)

鉄子の旅 (1) (IKKI COMIX)

先月からちまちまと読み進めていて、やっと読了。アドバイザー横見氏の鉄道に対する強烈な情熱と、漫画の菊池さんの冷静で丁寧な描写のギャップが凄い。一話読み切りでページ数も決して多くないのに、路線の歴史や車輌・駅舎の特徴までコンパクトにポイントを押さえてあり、且つ薀蓄すぎない(オタク臭過ぎない)のは、横見氏の持つ膨大なデータと、鉄道にまったく興味のない菊池さんの冷静な観察眼の合わせ技なのだろうな。これを読んでると『あの駅(車輌)を見るためだけに出かけるのもアリかな』と思わされる。 ところで横見氏、作中で物凄くテンションの高そうな人に描かれていて『本当にこんな人なのか?』と思ってたら、本当にそんな人だった(「タモリ倶楽部、横見裕彦」でつべ検索して下さい)。