A|ZU


年末に買った|8きっぷを駆使する日帰り旅の第3弾。
今回は雪が見たくて、FKSM県の山側A|ZU地方へ。武蔵里予線-京シ兵東北線-東北本糸泉-と乗り継ぐも、行けども行けども雪がない。不安になりかけた頃、黒石幾を過ぎてやっと雪を発見。途中、停車駅から白河城も見えたので写真はっときます。

ポッポーとテンションを上げながら、ばんえつ西線に乗り換えます。

いよいよここからがハイパー雪景色タイム。おおお



山々の連なりが、雄々しくてかっこいい。途中、谷の中に風車があって「リアル風の谷・・・!」とテンションが上がった。町っぽいところはアスファルトも多いし除雪も行き届いているんだけど、駅と駅の間が凄い。ポカーーーンと抜けた空間が、一面雪景色。キレイだなあ。とくに猪苗代とか磐梯のあたりの積雪は凄くて、お客さんもガッチリ防寒している人が多かった。スキーかな?

5時間かけて、やっと会津若松に到着。曇天模様。そして寒い!芯から凍えるような、ジンジンする寒さ。駅前の本屋でガイド本を立ち読みして、まずは周遊バス「ハイ力ラさん」に乗車。小さなボンネットバスは、レトロでかわいらしい。

さて、移動先は隣の七日町。駅前でバスを降りて、歩いてすぐの旅館・郷土料理の店「渋川問屋」へ。外観はもちろん内装も、年季と風格の漂うどっしりとした店構え。

どうせなら郷土料理が食べたいナーと、あまり深く考えず入店したのだけど、なんとなく山の幸(山菜とか熊肉とか)が出てくると思ったら、身欠きニシンだの棒ダラだの。。山間部の保存食とはいえ、いくら何でも魚介すぎやしないか・・・とボー然となったけど、なんでも渋川家は、明治時代に海産物問屋として名を馳せた大店で、かつては全国の鰊相場を左右するほど権力があったのだとか。現金なもので、そう聞けばこのニシンもありがたみが増すというもの。いろいろ供された中でも、貝柱だしのきいた汁椀「こづゆ」と、会津塩川牛のステーキがおいしかったです。

めんこい照明

腹くちくなったので、周辺を散策。ちょっと吹雪いてきたけどキニシナイ 駅前通りは、雰囲気のある古めかしい建物が多い。何枚か写真を撮ってみました。


そのうちの一軒、染物雑貨を扱う「民芸小物 もめん絲」に入店。いろいろ見せてもらって、なんだか気になった写真の一品を購入。本物のどんぐり帽子が使われています。たしか260円くらい。素朴でめんこいけど、一体どうやって使ったらいいのか・・・ファスナーのチャームにしようかな。

だいぶ吹雪いてきたので、七日町駅までリターン。通り沿いに駅カフェという建物があるのだけど、建物と線路の位置関係から、ここが駅舎だと分からなかった。窓際の席からはホームが見えます。雪景色の中を、ローカル線がやってきては去っていくのを、お茶を飲みながらぼ〜っと見ているという、なんとも穏やかな至福のひととき。

糖分摂取して、再び「ハイ力ラさん」に乗車。天気も悪いし時間もないので、周遊コースをグルッと回ってみる。一周約50分。鶴ヶ城が見たかったのだけど、吹雪いてて見えなかった。そもそもバス内から城は見えるのかな?で、けっきょく何も見(え)ずに会津若松駅に戻ってきた。だいぶ早く着きすぎたので、構内の土産物屋でレトルトこづゆなどを買いつつ、時間を潰す。

帰りは赤べこラッピング電車。特急仕様車両なのに、追加料金いらずなのがありがたい。途中の乗換駅で駅弁を探し求めるも、どの駅も軒並み完売。ああ予約しておけばよかった。。落胆しつつも順調に乗り継ぎ、5時間かけて帰宅。時間がなくて駆け足で過ぎてしまったけど、どうやら温泉地もあるみたいなので、今度はゆっくり一泊してみたいです。ここまでご精読ありがとうございました。