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年末に買った|8きっぷを駆使する日帰り旅の第1弾。
当日の朝までどこに行こうか迷いに迷って、最寄JR駅から向かいやすい場所を選択。条件は「温泉のある町」というわけで、福島県常磐湯本に行ってきました。早起きしたのに、慣れない路線で緊張したのか道中ちっとも眠くならず、ギンギンのまま電車は進む。水戸を過ぎると、ちょっとずつ景色が山っぽくなってきた。

途中で一瞬だけ海も見えた(一瞬だけだったので写真はないです)どうして人は海を見るとテンション上がるのですか。そんなこんなで、電車を3回乗り継いで約4時間。さあ湯本に着きました。

硫黄くさい!!見た目は何の変哲もない駅なのに、一気に高まりました。着いたものの、どこに何があるか分からない。温泉どこだーーーと、駅前の観光案内所に駆け込む。「駅から近くて安い立ち寄り湯を教えて下さい!」つて、教わった2軒へ。

まずは「スパホテノレ スミレ館」*1。なんか・・・ビジネスホテル?という素っ気無い外観。フロントで「ハガキ持ってる?」「持ってない・・・」「・・・これ次回から使えるから」というやり取りの末、オフクーポンDMをもらって、入浴料が800円→500円になった。最上階の浴場は、洗い場が3つか4つ?狭いながらも先客が3名ほど。遠慮しながら入湯。熱過ぎずぬる過ぎない、いい塩梅。半身浴したり肩まで浸かったり、洗い場で涼んだりしながら30分くらい入ってたんだけど、ちょっと眩暈がしてきた。どうもここのお湯は・・・儂には・・・強すぎる(ポムじいさn(ラピュ夕脳))というわけで、早々に離脱。身体の芯からポッカポカになり、外に出てもちっとも寒くない。上着を脱いで、駅前までリターン。
二軒目の湯屋の前に、観光案内所で教わった定食屋さん「おかめ」*2で遅めのお昼ごはん。いわき出身の某役者(M川S時さん)がよくネタにしていた「メヒ力リ」という魚の唐揚げを注文。1200円とは強気の値段ナリ。と思っていたら、

景気よく12本ものっていました。このメヒ力リは深海魚らしいんだけど、白身で臭みもなく、淡白なお味。衣も薄くて食感が軽く、レモンを絞るとサッパリと風味が変わって、いくらでも食べられそう。映画「フラガ−ル」の出演者がごはん食べに来たりしていたみたいで、店内に関係者のサインがたくさん貼ってあった(優ちゃんのサインだけなかった・・・気がする)。お会計を済ませて店を出る時「お年始にどうぞ」とぽち袋をいただいた。ご利益が薄まらないようにと中を見てないけど、たぶん5円玉が入ってるんだろうね。なんか、フラッときた観光客がもらっちゃって申し訳ないような気もしつつ、ありがたく頂戴す。

さて2軒目は「さはこの湯」*3。ここはいわゆる公衆浴場、になるのかな。先述のスミレ館と同じ並びにあるのだけど、こちらは構えが新しく、建物は純和風。入湯料は、なんと200円。設備が近代的な分、情緒には欠けるけど、キレイで手入れが行き届いてるので安心して入れます。観光客も人も多かった。女湯は、洗い場が8つくらい。お風呂は3種類。岩風呂の熱いのとぬるいの、それと打たせ湯。岩風呂は、スミレ館よりもちょっと熱いくらい。お客さんがひしめいていてゆっくり入れず、早々に上がってしまってちょっと勿体無かったな。ここは500円の追加料金で浴衣を貸してもらえて、2Fの大宴会場(という名の畳の間)で一日ゴロゴロし放題らしいです。もちろんお湯にも浸かり放題。「お弁当持って、一日中いる人もいるよ」とのこと。のどかだなあ。
ホカホカになりながら湯屋を後にして、お土産ウォッチング。メヒカリ定食を食べながら、以前お友だちが「おいしい!」と絶賛していたあるお菓子を思い出しました。それは「めひかり塩チョコ」*4です。はいドーン!

メヒカリの形をしたヴァ口ーナ製(!)チョコレートの中には、とろりとした塩キャラメルのソースがIN チョコの上には、いわきの海塩で作られたジョリジョリの粒塩が載っていて、これが甘さを引き立てている。まさに至高の一品。チョコを買ったお店にはイートインのコーナーもあって、KNZWで食べたイチゴ白玉にそっくりのデザートがあったので、お茶と一緒にいただきました。やわやわでもちもちの白玉と、甘酸っぱいいちごソースのマリアージュ。なんともめんこいおやつだよ。
で、また各停にコトコト揺られて帰宅。電車の本数が少ないのがネックだけど、3回乗り継げば温泉と魚のある町に行けるということが分かった一日でした。また|8きっぷの季節に伺いたいです。ここまでご精読ありがとうございました。