Oh,Sucker!

大阪に行ってきたのー。

7時半東京発のひかりに乗車。ペタクタお喋りしているうちに、新幹線は米原に停車。『米原といえば・・・』『湖北のおはなし・・・』でも停車時間みじかいだろうし、買えないよねー残念だねー。なんて言ってたら「約4分停車します」とのアナウンスが。すかさず財布を片手に飛び出し、無事に弁当ゲッッッツ!!(もちろんあのポーズで 物凄い笑顔だったねあの時は。ちょっと声がうわずってたもんね。思わぬ収穫に蝶ハイテンションヌになり、撮影会と相成る。どう見ても鉄ヲタです。旬の素材がふんだんに使われたお弁当は、どのおかずも丁寧に調理されていて文句なしに美味。おこわも、大会の時と違ってしっとりもっちり。おまけの飴ちゃんは抹茶味。その場でペロリと平らげる。
10時半に大阪着。エキナカの喫茶店で今後の計画を立てて、地下鉄の一日乗車券を購入して、いざ行動開始。まずホテルに荷物を預け、西大橋の「チャルカ」*1へ。ノスタルジックでかわいらしい品揃えにウットリ。お昼時なので、併設されたカフェの方でいい匂いがしてた。

そのまま歩いて、心斎橋経由で道頓堀へ。物凄い人混み!そんな中でも、一際お客さんを集めていたのが、閉店が決定した「大阪名物 くいだおれ*2。店先は、名物・くいだおれ人形を写真に収めようとする人たちで大混雑。お店も利用せずに写真を撮りまくる人たちにも、まんべんなく目線をくれるくいだおれ人形のプロ根性よ(※ただのオートパン仕様)。しかしやはり上野の聚楽台を思い出してしまう。どんどん昭和が消えていくなー。
雄姿を無事カメラに収め、続いてなんばの「鶴乃屋」*3に移動。ソウルフードの誉れ高い、かすうどんを食す。油を取った後のホルモンかすが入ったうどん。一口目は獣臭がしてちょっとひるんだけど、これがだんだんクセになる味。かすは外がカリッとしていて、中がぷるんっとしていて、コラーゲンの宝庫。つゆはからめなんだけど、ついつい飲んでしまう。うどんをすすりながら『これに白飯ぶちこみたいねえ』なんてアタマオカシイこと考えてた。でもこれで雑炊つくったら絶対うまい。関東でも食べられたらいいのに。場外馬券場が近いらしく、おっちゃんたちが蒸し暑くて薄暗い店内で、競馬新聞とにらめっこしながらお酒を飲んでいる絵が、なんともゆるくてよかった。

そのまま千日前通りを渡って「丸福珈琲」*4の本店でお茶。クラシカルで落ち着いた雰囲気の店内は紫煙モクモクで、時流をぶった切る分煙とは無縁の世界(うまいこと言うたった顔)。ここもまた、競馬新聞を広げたおっちゃんがてんこ盛り。同じ下町でも、浅草とはちょっと雰囲気が違うのが面白いよ。

一度帰宿して、体勢を整えて海っぱたへ移動。京都のお嬢さんと合流して、ぱっぱ(中略)ふゅーむのライブを観賞。演出がこれまでのライブと比べものにならないくらい手が込んでいて、これぞエンタテインメント!というカンジ。お客さんたちの盛り上がり方もハンパなくて、いま一番勢いのあるアーティストの凄味というか、凄い瞬間に立ち会っている感動と興奮というか、この人たちは後世の邦楽史に名を残すんだろうなとか、さっきまで無名時代の苦労話を聞いていただけに胸に去来するものがあって、泣きそうになるのを堪えていたら、一緒に見ていた女子たちが鼻ズルズルいわせながら号泣していてズルイ!!(けっきょくその後、武道館の発表があって堤防が決壊したんだけど・・・本当におめでとう!!!)

感動で胸いっぱいになりながら、目の下を真っ黒にしながら動物園前へ移動。通天閣の直下「串や」*5で、串かつを食べる。ボブマーリイをフィーチャーしまくった内装なのに、何故か延々B'ズのライブ映像が流れる不思議空間。稲葉ウアーのシャウトを聞きながらいただく串かつ、これがまたどのネタもいちいちおいしくて、一口食べる毎に『これは・・・』『・・・うまいねえ』をひたすら繰り返す。揚げ物だけど、衣が薄いので胃が重くならず、いくらでも食べられる。ソースは薄くサラッとしていてカスカスが浮いてるのに、なんでこんなにうまいのかよ。大阪の粉もん道は奥が深い。それにしても恵美須町の界隈、行く前にいろいろ怖い話を聞いていたけど、そんなに怖くなかった。通天閣のあっち側が危ないのかな。。今度は明るい時間にウロウロしてみたい。

2時くらいに就寝。5時に起きて朝イチのひかりで帰京。今度はもっとゆっくり遊びに行きたいです。ここまでご精読ありがとうございました。