鴨せいろ@近所


無性に蕎麦が食べたい。夏バテ?涼しくなった頃に家を出て、てくてく歩くこと10分。ずっと気になっていた、近所の蕎麦屋へ初入店。店構えは小ギレイだけど、入ってビックリ、かなり雑然とした店内。あの、家族経営の飲食店によくある、私生活が店内に侵食してきているアレ。夏休みの宿題のやりかけと、たたまれたおしぼりの山が同じテーブルに積んである。雑誌コーナーには週刊誌と一緒に絵本やら少女漫画の単行本やらが収まっている。店の片隅では、おじいちゃんと思しき男性がメニューにないメニューで晩ごはんを取っている。瞬時に『これは失敗した・・』と悟るもイッツトゥーレイト。店外に「鴨場のそばで おいしい鴨南蛮を云々」いうのぼりが出ていたので、鴨せいろを注文。果たしてこれが、ちゃんとまともにおいしかった。つゆは甘めで葱はシャキシャキ、鴨は厚切りでしっかり火が入っているのに固すぎず、しかもいっぱい入ってた。蕎麦は普通、普通においしく食べられるレベル。欲かいて大盛りを頼んだのに、たったの850円(50円増し)。良心的すぎる。なめててすいません。店内の雰囲気はアレだけど、鴨せいろ食べるだけに通ってもいいなーというカンジ。皆もうちに泊まりに来たら、この店に連れてってあげるからね。ね。